2021.6.16更新しました!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

AWCは24周年          多言語SNS相談@AWCスタート

199711月にアジア女性センターが活動を始め、先月まる24年を迎えました。当時は、80年代後半からのバブル景気を背景に多くの移住労働者が来日した後、日本人男性と家庭を持ったアジア出身の女性たちが、ここ福岡にもたくさんいました。子どもの養育、離婚、ドメスティック・バイオレンス家の中で起きるこれらの問題が外に漏れることはなく、日本に親族もいない彼女たちは、理解者も相談できる相手もなく孤独の淵においやられていました。地域に暮らす仲間として、彼女たちを支え共に生きていこうと活動をスタートさせました。

 

1997年を検索してみると、「改正男女雇用機会均等法の成立」「ペルー日本大使公邸人質事件」「アジア通貨危機」などのニュースの他、「ルーズソックス」などのワードにも出会い懐かしさも覚えました。

 

あれから間もなく四半世紀です。AWCが主に支援対象とするのも、以前は日本人夫と結婚して移住した外国人女性が中心だったのに対し、最近では自身や家族の仕事のために日本で暮らす移住女性や、自身もパートナーも共に外国人という相談者へと多様化してきています。社会の在り方や相談者の背景が変化していっても、相談当事者の気持ちに寄り添い、関係機関との連携の中でAWCとしての歩みを進めていきたいと思います。

 

多様な背景をもつ相談者に対応できるよう、11月から『多言語LINE相談@AWC』を始めました。これは、「WAN基金コロナ禍対策女性連帯プロジェクト」の助成金を得ての実施です。対応は、英語、中国語、韓国語、タイ語、ポルトガル語、スペイン語、ロシア語、タガログ語の8か国語です。相談者の抱える問題を、LINEアプリを通じて外国語で受け、多言語相談員と日本人相談員とで協力しながら対応します。必要に応じて相談者の暮らす地域の公的機関と連携したり、音声通話に切り換えたりしながら対応していきます。Wi-Fi環境さえあれば、負担が軽く相談につながるのがSNSのよさです。周囲に必要な方がいらっしゃったら、ぜひご紹介ください。ご相談、お待ちしています。

 

下記QRL から。

    


女性たちはもともと力を持っています。



 しかし、DV(ドメスティック・バイオレンス)や人身売買、セクシュアルハラスメントなどの暴力や差別によって、
その力が失われているときがあります。

 アジア女性センターは、女性と子どもの人権が守られ、力を取り戻すことが
できるよう様々な活動を行い、支援をしています。

人権擁護特別功労賞をいただきました

 

20191219日、法務省で「人権擁護功労賞」の表彰式が行われ、事務局スタッフとともに出席いたしました。アジア女性センターは、人権擁護特別功労賞(ユニバーサル社会賞)をいただきました。

 

 

人権擁護功労賞は、人権擁護活動に顕著な功績があった団体や個人に対して法務大臣等が表彰を行うものですが、2015年度からは、「人権擁護功労賞特別賞」(ユニバーサル社会賞)が設けられ、「共生社会の実現に向けた人権擁護活動において顕著な功績があった団体」ということで顕彰されました。長年にわたって国籍を問わず日本に住む女性に対する支援をしてきたことが評価されました。これもひとえにスタッフ、会員の皆さまをはじめ、いろいろな形で支援してくださっている方々、そして何よりスタッフと一緒に困難な状況を乗り越えてきた女性たちの活動の賜物です。この場を借りて心よりお礼申し上げます。

 

 

 表彰式は法務大臣室で行われましたが、単に儀礼的なものではなく、法務大臣を囲んで各自がこれまでの活動を紹介したり、表彰者の音楽の演奏があったりと、和やかで優しい雰囲気だったことがとても心に残っています。同じくユニバーサル社会賞を受賞した高知で活躍されている全盲のシンガーソングライターの堀内佳さんが歌を披露されたときには、法務省職員をはじめ多くの同席者の涙を誘いました。

 

 

 表彰式を終えて、改めてアジア女性センターのこれまでの活動の重みを感じました。「日本で暮らす外国人女性たちの支援」と一言で言えば簡単ですが、言葉の問題、異なる家族観や家族関係、経済的な問題など様々な問題が日々の支援活動に複雑に絡んできます。国際社会での日本の立ち位置や個人の努力だけでは解決できないことが影響しています。国際化が進み、私たちの隣人としていろいろなルーツを持つ人たちと暮らすことが普通になってきている中、アジア女性センターの役割はより大きくなっていると痛感します。

 

 

 これからも皆さんと一緒にがんばっていきたいと思います。

 

(理事長 横山美栄子)